「LSFTC」ボイラー用水水質改善機器


通常、ボイラーに給水される水中の溶解性蒸発残留物(主に硬度成分)は、ボイラー内で次第に濃縮され、飽和状態(硬水)になって析出し、スケールとなって熱伝導面に付着します。この現象は、ボイラーの熱伝導率を低下させると同時に、ボイラー過熱の原因となります。

これを防止するために、一般的には「清缶剤」と「軟水装置」が使用されています。この「清缶剤※」が不要になるというボイラー専用の画期的な装置、LSFTC『ボイラー用水水質改善機器』(フランジタイプクリーナー)のご案内です。

※清缶剤という名称を使わずに「薬剤」という表現をしている場合もあります。

2023.12.1時点

  • 設置した日から、清缶剤・薬剤が不要になります。
  • 清缶剤等投入機器及び脱酸装置の場所・人件費が削減されます。
  • 水中溶存酸素によるボイラ壁面の発錆を抑制します。
  • 導入初期(2~6ヶ月)はスケール等の剥離増量のためブロー回数を多くしますが、その後は電気伝導率が安定するため、ブロー回数が減り、水道料及び燃料費や電気使用料が低減します。
  • 設置数ヶ月後以降から、ボイラ内壁スケールの剥離が始まり、熱伝導率(熱効率)がアップします。
  • 清缶剤を使用しないため、排水処理作業が軽減します。
  • 清缶剤を使用しないため、担当者の健康管理や排水の環境汚染の心配がなくなります。

※効果を保証するものではありません

以上が本装置の効果ですが、実際に水質はどの様に改善されているのか、13年間使用し、廃棄寸前の2トン貫流ボイラーの設置事例で、その重要指標数値を抜粋して検証します。

設置施設の水質改善計量証明数値の実例(水質検査数値は公的指定機関にて測定)

設置前1ヶ月後2ヶ月後3ヶ月後6ヶ月後12ヶ月後18ヶ月後
全硬度
(mg/L)
128.069.418.622.26.625.46.4
電気伝導率
(ms/m)
363393435189342327230
鉄分
(mg/L)
2.514.757.512.961.725.955.26

<全硬度>
設置前は128.0の数値が、18ヶ月で6.4と95%減少した。

<電気伝導率>
設置2カ月後に、缶内濃縮により塩化イオン物が増えて電気伝導率も上昇するが、3ヶ月以降は200~300台の安定数値となる。

<鉄分>
設置前は2.51の数値が、2カ月後には7.51と急上昇しているが、これはボイラー缶壁に付着していた鉄分を剥離したためである。

しかし6ヶ月以降は、2~6の数値で安定して推移している。(この数値自体は、設置15年のボイラーということと、循環水ということで、極端に下がることはない)

以上が『LSFTC』の設置効果です。

※本欄で説明している効果は、ボイラーの使用機種・状況、あるいはボイラー給水の種類によって異なることがあります。

型式サイズ (mm)
①LSFTC-40T180×870
②LSFTC-50T200×870
③LSFTC-65T265×870
④LSFTC-80T320×870
⑤LSFTC-100T385×870
⑥LSFTC-125T430×870

※事前に、聞き取り調査(ヒアリングシート)や現地ボイラー確認調査を行ったうえ、適切な型式を決定します。

  • 電源不要
  • メンテナンス年1回(濾材洗浄): ①濾材洗浄 ②濾材補充(予測2~5%)
  • 設置用架台・ジョイント部分は別途費用
  • 設置工事及び保守工事: 製造元または製造元指定の工事業者

ボイラー関連経費の大半を占める清缶剤のコスト削減機器「LSFTC」を導入することによる経費削減シュミレーションを無料で行います。

ご希望の方にはまず詳細資料をお送りいたしますので、資料請求よりお申込みください。